難病も対応できる訪問看護ステーションが増加する理由

訪問看護と聞くと、高齢者が対象だと思われるのではないでしょうか。それは、訪問看護は介護保険の分野だという認識があるからです。

しかし、実際には介護保険利用者だけではなく、医療保険を使った訪問看護も数多くあります。たとえば、難病患者さまへの訪問看護の提供もその一つです。

訪問看護利用者の医療依存度が高くなっている

厚生労働省の資料によると、訪問看護の対象者は医療依存度が高くなっているというデータがあります。具体的な割合は次のようになっています。

  • 平成12年・・・23.7%
  • 平成18年・・・35.9%

※医療依存度が重度(病状やや不安定。定期的にバイタルサインチェック)と最重度(病状不安定。常時バイタルサインチェック)を合計した割合

出典:厚生労働省

40%近くが医療依存度の高い在宅療養者

古いデータにはなりますが、10年以上前から医療依存度の高い方の利用が増えています。現在も、在宅療養をしている方が増えているため、医療依存度の高い方はさらに増加していることがわかります。

パーキンソン病は20%、悪性新生物(がん)は15%を占める

たとえば、難病に指定されているパーキンソン病はおよそ20%の割合を占めています。そのほかに、悪性新生物(がん)も15%ほどを占めています。さらに、以前にもお伝えしていましたが、重症心身障害児の利用者も増えています。

一般的には、訪問看護は高齢者を対象としていると認識されています。しかし、こうした現状からわかるように、これからも医療依存度の高い利用者が増えることが考えられます。

難病を含む医療依存度の高い方への訪問看護の需要が高まる

このように、訪問看護には高度な医療処置が求められており、そうした対応ができる訪問看護ステーションの充実が今後の日本には重要になっています。

しかし、現在は訪問看護ステーションによって規模のばらつきがあり、勤務する看護師の人数によって、対応できる疾患は限られています。

難病に対応できる訪問看護ステーションの数(愛知県)

例えば、重症心身障害児への対応ができる訪問看護ステーションは、愛知県ではわずか2割にとどまります。

近年、訪問看護ステーションの数は増加していますが、そこで働く看護師数は足りていないのが現状です。

もし、訪問看護に興味を持たれている方は、

こちらの記事もぜひご覧いただきたいと思います。訪問看護に対する不安を解消したり、訪問看護で働くメリットやスキルアップに繋がる理由がわかるようになっています。ぜひ参考にしてください。