訪問看護師の人数は?転職前に気になる訪問看護の疑問を解決

訪問看護の認知度はまだまだ低い状態です。そんな中で、訪問看護に興味を持った方は、実際に訪問看護で働く看護師がどれくらいいるのか気になると思います。

訪問看護師は何人いるの?訪問看護で働く割合は?

看護師の有資格者数

少し古いデータになりますが、厚生労働省によると平成24年時点で看護師の資格を持っている人が1,537,813人、就業している人が1,067,760人となっています。

働いている看護師の就業場所の内訳は次のようになっています。

  • 病院                           944,640人(61%)
  • 診療所           320,800人(21% )
  • 介護施設等      151,102人(10%)
  • 訪問看護ステーション 33,649人  ( 2%)

引用:厚生労働省

病院や診療所で8割以上を占めていることになります。

訪問看護ステーションで働く看護師数

訪問看護ステーションに限って言えば、就労者数は全体の2%なります。非常に少なく感じるので、これも訪問看護師として働くことをためらう理由の1つかもしれません。

しかし、近年は訪問看護ステーションの数が増加しており、平成26年の時点で次のようになっています。

  • 訪問看護ステーション数     6,992
  • 訪問看護を提供する病院、診療所 1,699

引用:厚生労働省

病院や診療所を合わせると訪問看護を提供しているところは8,691箇所にもなります。それだけ訪問看護の需要があるということがわかります。

注目は集まるが不足している訪問看護師数

ご覧いただいたうように、近年訪問看護への注目や需要が高まっていることもあり、訪問看護ステーション数は増えました。一方で、実際に就労する看護師数は少ないのが現実です。

では、一つの訪問看護ステーションに看護師が何人いるのでしょうか?こちらも厚生労働省の資料を見ると次のようになっています。

  • 2.5人以上3人未満  18.1%
  • 3人以上5人未満  48.2%
  • 5人以上7.5人未満  22.4%
  • 7.5人以上       11.3%

(平成23年の資料.常勤換算した時の割合)

引用:厚生労働省

こうして見ると、多くの訪問看護ステーションには5人前後の看護師さんが勤務しているということになります。

訪問看護は基本的に夜勤というものはありませんが、オンコール対応、土日祝日も対応しているところがあります。各ステーションの規模によってこれらの対応の有無が変わってきます。看護師が多ければこうした対応が可能ですが、規模が小さいと難しくなります。

また、休日や子供の体調不良などで急遽休みが必要になった時の代替などにも影響すると思います。

訪問看護師の確保は2025年問題を迎える日本にとっても急務となっていますが、実施に就職を考える上では、こうした事実も把握していただくことが大切です。

単純に看護師の人数だけでは判断できませんが、訪問看護で働こうと考えている方は、看護師が何人勤務しているのかということも参考になると思います。