緩和ケアにおける終末期症状とは

緩和ケア、ターミナルケアにおける症状としては、次のようなものがあります。

・疼痛
・全身倦怠感
・食欲不振
・悪心、嘔吐
・便秘
・呼吸困難
・浮腫
・腹水
・不眠
・不安
・抑うつ
・せん妄

特に、がんの終末期においては、疼痛は早期から出現し、徐々に増悪していきます。

そのほかの症状も、死が近づくにつれて頻度が高くなります。

全身倦怠感、食欲不振、呼吸困難、嘔吐などは、死の1ヶ月前から急激に増加するという特徴もあります。

全身状態が悪化すれば、意識状態も悪くなり、傾眠・せん妄といった症状も見られます。

がんの場合には、痛みを緩和するためにモルヒネ等の薬を使うことも影響しているでしょう。

こうした症状の変化を把握することで、必要な看取り看護や介護を行うことができます。

また、家族に対しても、どのような対応をすればいいのか、今後の経過等を伝えることもできるでしょう。

不安とは言い換えれば、「わからない」「見えない」「知らない」ということです。

「知る」ということは怖いことかもしれませんが、終末期、看取りにおいては大切なことです。

どのような症状が現れ、これからどうなっていくのかを知ることができれば、家族の安心も得ることができると思います。