変化する病院での看取り

看取り難民という言葉の背景には、病院での看取りの変化があります。つまり、病院での看取りを減らす国の方針があるということです。

厚生労働省は、2038年に病院以外の在宅死を40%に引き上げようとしています。

これを実現させるために取り組まれているのが、「地域包括ケアシステム」です。

よく、「最後までその人らしく」などと表現されるように、最期の場を自宅でと望んでいる方が多くいらっしゃいます。

ですが、こうした国の取り組みの背景には、医療費の削減や病床数の削減という目的もあり、現実と構想が一致していないことに問題が起きているのです。

訪問看護の必要性が高まっているということは、こうした現実からもよくわかります。

しかし、その基盤が整う前に、安心して最期を迎える場所が見つからない高齢者が増えてしまうのです。