緩和ケア病棟の現状と課題

まず、現状の緩和ケア病棟に求められていることには、次の2つがあります。

・症状が悪化した時のバックベッドとしての役割
・在宅への復帰をはかる

このようなことが求められている中で、現状と課題は次のように言われています。

・緩和ケア病棟の情報自体が周知されていない
・そのため、緩和ケア病棟が十分に活用できていない
・緩和ケアの実態についての把握が不十分
・緩和ケア病棟についての間違った認識がある

緩和ケア病棟が増えているにも関わらず、その周知がなさえれていないために、活用できていないことや、情報は知っていても間違った認識をしていることによって、正しく利用することができていないことがわかります。

これは、訪問看護や在宅医療ともよく似ていると思います。

例えば、
・訪問看護は、病院の医療レベルから大きく劣っている
・病院でないと、求めている治療や看護、介護をうけることができない
このようなことがあると思います。

緩和ケアにおいては、「治療を諦めた」人のための病棟だという認識があるようです。

確かに、訪問看護の場合には、病院で受ける最新医療と同じことは難しいかもしれません。ただ、その方にとって必要な看護や医療を提供できる可能性は十分にあります。

むしろ、入院せずに在宅医療を受ける方が、その方の望んでいる在り方という場合も多いのです。それにも関わらず、正しく認識されていないというのは、もっと必要とされる場があるのに、見逃してしまっているということだと思います。

緩和ケア病棟の課題と同じように、訪問看護とはなんなのか、何ができて、何ができないのかということが周知されていないことがその原因です。

では、このような緩和ケア病棟の問題に対して、どのような解決策を講じているのでしょうか。