緩和ケア病棟の方向性

前回お伝えしたように、緩和ケア病棟の問題は、その存在を正しく周知されていないことによって、十分に機能していないことです。

では、このような問題に対して、どのような対策をとっているのでしょうか。

・2次医療圏における緩和ケア病棟の機能分化など、そのあり方についての検討、整備が必要
・ホームページなどで、緩和ケア病棟の情報公開
・緩和ケアの実態や患者ニーズの把握のための調査

このようなことが挙げられています。

つまり、緩和ケア病棟のあり方について明確にして、その情報を正しく公開していくということだと思います。

以前にも同じようなことをお伝えしていますが、その上でもっとも大切なことは、患者ニーズを把握するということです。

緩和ケアに限らず、医療従事者と患者との間には、認識や理解に大きな違いがある場合が少なくありません。

医療従事者の当たり前は、患者にとっては当たり前ではないということです。

このズレを埋めるためには、患者ニーズの把握に尽きると思っています。

普段の業務の中でも、こうした意識を忘れずに対応していくことが、緩和ケアに限らず、在宅医療・訪問看護の発展に必要になることがわかります。