緩和ケア拠点病院の課題

以前にもお伝えしている通り、年々緩和ケア病棟は増えています。

つまり、緩和ケアを実施する整備は整っているはずです。

しかし、現実的には次のような課題があります。

・質の維持向上に課題あり
・患者から医者に緩和ケアの質問がしづらい
・主治医から緩和ケアを紹介されない
・施設間での緩和ケアに従事するスタッフ数、診療件数の差が大きい
・そのことが、緩和ケアを受ける患者家族を不安にしている
・患者がアクセスできない場所にある
・地域性に即して設置されていない
・スタッフ間の連携が図れていない

緩和ケア病棟は増加しているため、ハード面での整備は進んでいますが、実際に緩和ケアを行う人の育成や連携ができていないことがよくわかります。

これは、訪問看護でも同じことが起きていると思います。なぜなら、訪問看護ステーションは年々増加しているのに、十分な効果を発揮することができていなかったり、人員不足で十分な対応ができないことがあるからです。

これでは、最高級食材をそろえて開店したのに、お客さんが1人もいないレストランと同じです。いくらいいものを揃えたとしても、それを生かすことができなければ意味がありません。いつか潰れます。

でも、緩和ケアや看取り、訪問看護は潰れるわけには行きません。今後、ますます必要とされる分野だからです。レストランのように「閉店しました」とは言えないのです。

では、このような課題をどのようにして乗り越えていけばいいのでしょうか。その方向性について、次回お伝えして行きます。