癌と看取り

これまで看取りについてお伝えしてきましたが、もしかしたら「看取り」という言葉よりも「緩和ケア」「ターミナルケア」という言葉の方がピンとくる方も多いかもしれません。

現在、日本の死因の1位が癌です。これは、1980年代から続いています。そのため、癌に関する話題は誰もが気にしています。

最近は、がん保険のCMも盛んに放送されていますし、テレビで特集が組まれたり、がん検診なども国からすすめられているので、誰もが癌に関心を持っています。

つまり、癌にならないようにするにはどうしたらいいのか、もし癌になった時にはどのような治療を受けることができるのか、また治すことはできるのかということについて、関心が高くなっています。

もちろん、医療従事者としても、最新の癌治療についての知識や技術も必要です。以前は癌は「不治の病」でしたが、それが徐々に変わってきています。

しかし、それでも死因の1位となっているように、癌でなくなる方が多くいらっしゃいます。原因もはっきりせず、治すことができない方がいるのも事実です。

そこで重要な役割を担っているのが、緩和ケア、ターミナルケアです。

ここでは、

・治らない病気とどのように向き合うか
・余命をどのように過ごすのか

ということを考えて、ケアを行っています。

これは、これまでお伝えしてきたように、在宅医療における看取りとも共通しているといえます。

言葉は違いますが、参考になる部分が多いと思いますので、緩和ケアやターミナルケアでは、どのように「死」と向き合い、それを支えているのかをみていきたいと思います。