看取りへの準備と看護師の役割

安定期の4つめの役割として、「看取りへの準備」があります。

その一つには、家族の看取りに対する知識や技術を身につけるということがあります。これまでにもお伝えしてきたことです。

その次に、看取ったあとの家族を予測することです。これは、同居している家族だけではないことに注意してください。

例えば、遠く離れている所に住んでいる家族は、看取った後に「何もしてあげられなかった」と感じるかもしれません。こうしたことを事前に予測しておけば、看取りへの参加を促すこともできます。そうすることで、後悔の気持ちも軽減させることができます。

未来を予測して、今できることを行うということです。ここでも、コミュニケーションが重要です。

また、家族の介護だけでは負担が大きいこともあるでしょう。そうした時は、サービス内容の検討をしたり、追加することを考える必要があります。

安定期には、こうした看取りへの準備を欠かさずに行うことが、後悔しない看取りのために大切なことになります。