常に看護師が看取りの見本となっていることを意識する

今回は、安定期の看護師の役割の2つめの「看取る者としての家族」についてお伝えしていきます。

もう少し詳しくいえば、前回までお伝えしたように、看取りを行う家族に対するケアも看護師の重要な役割ですが、家族が介護者であり看取るものであることを忘れてはなりません。

特に訪問看護の場合、常に看護師がいるわけではありませんので、家族の力が重要になります。

家族の肉体的、精神的負担のケアをしながらも、家族が看取りを行えるような知識や技術を身につけることも必要になるのです。

そうしたことを考えると、常に「見本」は看護師になります。

看取りに限ったことでは無いですが、よく介護者からは、「看護師さんのようにうまくできなくて・・・」という相談があります。

それは、普段看護師の処置やケアをよくみていて、同じようにやろうとしているのに、上手にできないということです。

私たちは、常にみられているということです。

プレッシャーに感じすぎる必要はありませんが、見本となっていることを忘れてはいけません。

そして、見本となっていることを意識すれば、家族にもできる処置やケア方法を実践してみたり、工夫することができると思います。

もしかしたら、介護者は、高齢の妻かもしれません。腰や膝が痛くて、持病も抱えているかもしれません。

そうした方でもできるようにするためには、どのような方法にすればいいのか?

常に、介護者の見本であることを意識すれば、そうした考え方ができると思います。

特に、看取りに関しては、経験の多い看護師が手本になるのは当然です。ぜひ、家族が手本としていることを意識しながら、処置やケアを考えてみてください。