看取りの家族支援の重要性

安定期の役割の一つに、①ケアの対象としての家族というものがあります。

つまり、患者さま本人だけでなく、介護する家族も一緒に支援するということです。

「看取り」と聞けば、看護師や医療職の中でも、様々な意見や思いが生じると思います。

簡単にいえば、賛成の人もいるし、反対の人もいるでしょう。もちろん、どちらが正しいとか悪いとかいう話ではありません。

ただ、どちらの場合にも共通していることは、「気持ちが揺らぐ」ことです。

看取りを決意したけど、本当にこれでいいのか。看取りではなく、最期まで高度な医療を希望したけど、これで本当にいいのか。そうした気持ちの揺らぎがおきます。身近で介護をしている家族にとっては、こうした悩みは、一層大きなものになります。

例えば、看取りを覚悟してからでも、体調が良い日もあるでしょう。そんな姿を見ていると、病気が治ったり、元の生活ができるようになるんじゃないかと、誰もが期待します。

このように、気持ちはグラグラと不安定なのです。

そうしたことを考えれば、当然ですが、家族への支援も重要になります。特に、安定期というのは、こうした気持ちの揺らぎが多い時期だとも考えられます。

次回は、具体的にどのようなケアをしていけば良いのかについてお伝えしていきます。