施設における看取りの取り組み

前回お伝えしたように、施設での看取りの割合は、全体の4%ほどとなっています。

その理由としては、医療設備がないことや、看護師や医師のスタッフ配置の問題などが考えられると思います。

ただ、こうした施設でも看取りに取り組んでいるところがいくつもあります。

例えば、医師や施設長などによって作成された、「特別養護老人ホームにおける看取り介護ハンドブック」というものがあります。

平成23年に作成されたものですが、施設における看取り介護を学ぶためには、とても参考になりますので、ぜひチェックしてみてください。

特に、訪問看護や訪問リハビリに関わっている方にはチェックしてもらいたいものです。

なぜなら、訪問サービスを利用していた方が、施設へ入所することもあります。老老介護で頑張っていたけど、在宅での生活が難しくなることもあります。症状やADLが悪化して、介護が困難となり入所となる方もいるなど、様々な理由が考えられます。

また、地域医療全体を見渡すことも、視野を広げたり、連携を深めるためにも重要になるからです。

このハンドブックの冒頭には、とても大切なことも書かれています。

施設で看取り介護を行う際には、家族と日頃からコミュニケーションをとり、信頼関係を構築した上で、家族とともに考えながら対応していくことが非常に重要となります。
引用:「特別養護老人ホームにおける看取り介護ハンドブック

死亡者数全体における介護施設での死亡者数の割合は少なくなっていますが、看取りを行なっている施設は多いことがわかります。