セルフネグレクトの実際

先日ご紹介したセルフネグレクトに関するNHKの特集では、実際にセルフネグレクトを経験したという方が出演されていました。

この方のコメントを聞けば、本当は助けを求めていることがわかります。拒否しているわけではないんです。

「週に2回、生ゴミを出す曜日があるんですけど、行きはなんとか所定の位置に置けたのに、帰り(目が見えなくて)に自宅がわからなくなって情けない思いがしましたね、外へ出ちゃいかんのかなって。
生活するだけでいっぱいで。」
引用:なぜ普通の人が? “セルフ・ネグレクト”

この方は、自分が毎日生活するだけで精一杯だったのです。助けを求めていたはずです。

この方がセルフネグレクトになったと言われる理由は、

・認知症の父親の介護に追われて周囲との交流がなくなったこと
・その父親が死亡してショックだったこと
・自分が糖尿病を患って視力が低下したこと

だと紹介されていました。

こうして、箇条書きにしてみるとよくわかりますが、これらは、同時に起きたわけではありませんよね。

詳しくはわかりませんが、何ヶ月、何年もの経過だと思います。

様々なストレスを感じながらも毎日を過ごしていたと想像できますが、ある日、視力の低下のせいで自宅への帰り道がわからなくなったそうです。

それをきっかけに、「外へ出ちゃいけない」と思うようになったと言います。

頑張って父の介護をしてきた。でも、その父を無くしてしまった。そうこうしているうちに、周囲との交流も途絶え、いつのまにか自分も病気を抱えるようになった。。

社会に対する疎外感、自分に対する無力感、その結果、自分は社会に必要とされていないと感じてしまったのかもしれません。

この方にも、地域包括支援センターの職員が、なんども治療を進めたそうです。でも、その度に断ったとされ、それがセルフネグレクトだと言います。

「糖尿平で治療が必要なのに、その治療を受けようとしない」

このことを、専門家(?)は、

「セルフ・ネグレクトと本人が思っている方は、ほとんどいないと思いう。
自分からSOSを出さないので、多くの事例は埋もれていると考えている。」
引用:なぜ普通の人が? “セルフ・ネグレクト”

こう言います。

だから、病気の深刻さを自覚できずに、治療を受けようとしないと。

でも、本当にそうなのでしょうか。。。

この方は、現在は介護施設に入所しているそうです。

そして、今の気持ちをこう述べています。

「やっぱり生きていることに感謝、一番良いことかなと思える。」
引用:なぜ普通の人が? “セルフ・ネグレクト”

この言葉からわかることは・・・

長くなったので、また次回にしようと思います。