急性期疾患の訪問リハビリは有効か?

今回のテーマは、急性期疾患のリハビリ効果です。
 
これまで、急性期の患者さんであっても、在宅医療でも、病院医療と変わらない質の高い医療、そして効果のある医療が提供されていることを伝えしてきました。
 
今回は、急性期疾患に対するリハビリ効果についてです。
 
まずは、エビデンスから確認していきます。

急性疾患後の在宅での医療は,リハビリテーション施設での医療より費用対効果が高い (レベルIVb)
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

最近は、急性期病院での在院日数が極端に短縮されているので、そのまま在宅んへの復帰が困難な方の多くは、リハビリテーション施設(回復期リハビリテーション病院)への転院が多くなります。
 
急性期病院では、「リハビリ専門の病院に行って、しっかりリハビリしてから自宅に帰りましょうね」と説明されることがよくあります。
 
もしくは、急性期病院ではリハビリの提供時間も短いため、「リハビリがでいるリハビリ専門の病院へかわりましょう」と言われます。
 
つまり、急性期病院への在院日数は減りましたが、そのまま自宅に退院できる状態の方は少なく、ワンクッション置いて在宅へ復帰しましょうということです。
 
ですが、今回ご紹介したようなエビデンスを考えると、早期に自宅復帰したいという方に対しては、リハビリ病院へのワンクッションは必要がないことがわかります。
 
リハビリ病院へ転院すると、長くて半年近く入院される方もいらっしゃいますが、必ずしもそうした長期入院が必要とは限らないということです。
 
もちろん、リハビリ病院と自宅で受けられるリハビリには差がないとしても、在宅生活ができるかどうかは、別に考えなくてはいけません。
 
介護力があるのか、自宅の環境は整っているのかなどを総合的に判断した上で、早期に自宅復帰して、在宅でリハビリを受けることもできるということです。
 
在宅医療が発展することによって、今まではリハビリ病院を経由しないといけなかった方でも、早期に自宅に帰るという選択肢も出てきます。
 
まだまだ、在宅医療の可能性は高まりそうです。