在宅でもできる、尿失禁の改善方法

今回は、失禁の改善方法についてお伝えします。

特に、在宅医療、訪問看護の現場でも役立つ方法です。まずは、こちらのエビデンスからご覧ください。

時間排尿,排尿誘導は尿失禁(腹圧性,切迫性)を改善させる(レベルII).
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

時間排尿、排尿誘導とは、あらかじめ、排泄する時間を決めて誘導することです。

病院でも行われている方法だと思います。

この方法が、在宅でも有効であることがわかっています。

特に、腹圧性尿失禁や切迫性尿失禁に有効です。

※腹圧性尿失禁とは、腹圧がかかった時に、尿意とは関係なく失禁してしまうことです。

くしゃみや笑った時、立ち上がった時などに起こります。

その原因は、骨盤底筋や膀胱括約筋の弛緩とされます。また、妊娠や肥満、加齢も原因となります。

※切迫性尿失禁とは、突然尿意を感じて、我慢することが難しく失禁してしまうもので、過活動膀胱の症状です。

その原因は、脳卒中やパーキンソン病などの神経性のものもありますが、多くは原因不明です。

どちらも共通することは、予測することができない、ふとした時に起こるということです。

そのため、定期的に時間を決めて、トイレに誘導することで、失禁を防ぐことができます。

ただ、ここで問題となるのが、「トイレまでの移動方法」などの、機能的な問題です。

尿意を感じてからトイレに向かったけど間に合わなかったということもよくあります。

次回は、こうした移動能力と失禁についてお伝えします。