虚弱高齢者に対する訪問看護の効果

前回は、虚弱高齢者に対する運動の効果をお伝えしました。
 
地域に出て運動をするということは、高齢者の身体的な改善だけではなく、引きこもりを予防することにもなります。
 
では、こうした虚弱高齢者に対する訪問看護の効果はどうでしょうか。

訪問看護は,フレイルな在宅高齢者の精神状態を改善させるとする報告もあるが,ADL低下予防効果はない(レベルII)        
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

地域で暮らしている高齢者は、毎日不安を抱えています。
 
病気になったらどうしよう
介護を受けることになったらどうしよう
歩けなくなったらどうしよう 
家族に迷惑をかけたらどうしよう
 
健康な生活をしている私たちには、想像できないような不安を抱えています。
 
こうした虚弱高齢者に対して、訪問看護を行うことで、精神的なケアができます。
 
地域医療においては、こうした精神的なケアというものは、とても重要なキーワードになります。
 
しかし、一方でADLの低下を予防する効果はないとされています。
 
精神的なケアができたとしても、実際の生活が成り立たなければ、いっそう精神的な負担は増えてしまいます。
 
では、こうした虚弱高齢者に対する訪問看護によって、ADLの低下も予防する方法はないのでしょうか。
 
その点について、次回お伝えしていきます。