在宅経管栄養の効果

前回は、経口栄養についてお伝えしましたが、最近は、在宅でも経管栄養を行なっている方が増えています。
 
特に、在宅復帰するために、胃瘻を作る方が増えました。
 
こうした経管栄養については、次のようなエビデンスがあります。

在宅経管栄養は,悪性腫瘍患者の在宅療 養の QOL を高める可能性がある(レベルIVb).
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

在宅生活をされていて、経管栄養をされている悪性腫瘍患者さんの85%が、QOLが良いとされています。
 
では、他の疾患ではどうかといえば、脳卒中患者さんは39%、その他は50%という結果になっています。
 
効果の違いはあるにしても、在宅生活を送るために、胃瘻などで経管栄養をしながら生活することは、QOLを高めるという結果になっています。
 
こうした事実を知っていると、患者さま、ご家族様への説明ができると思います。
 
しかし、これはあくまで経管栄養による効果を見ているだけです。在宅生活となれば、誰がその処置を行うのか、介護者はいるのか、家族が手技を身につけることができるのかなど、課題もあります。
 
患者さまは、ご家族様は、常に不安を抱えています。