地域医療と在宅医療支援病院の関わり

まず今日は、がん患者さんに対する地域医療のエビデンスからお伝えします。

在宅医療支援病棟は,高齢癌患者の在宅医療における症状増悪時における病床利用として有用である(レベルIVb)
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー 

このようなエビデンスがあります。
 
在宅医療支援病院には、次のような施設基準があります。
 
【主な施設基準】
① 200床未満又は4km以内に診療所がない病院
② 24時間連絡を受ける体制を確保している
③ 24時間往診可能である
④ 24時間訪問看護が可能である
⑤ 緊急時に入院できる病床を確保している
⑥ 連携する保険医療機関、訪問看護ステーションに適切に患者の情報を提供している
⑦ 年に1回、看取りの数を報告している
注2:④の訪問看護については、連携する保険医療機関や 訪問看護ステーションにおける対応でも可
 
今回のエビデンスにあるように、がん患者さんの急性憎悪時にもバックアップ体制の取れる病院ということです。
 
もちろんこれは、がん患者さんに限ったことではありません。
 
在宅医療においては、患者さんやそのご家族さまは、急変時に対する不安を抱えています。
 
しかし、こうしたバックアップ体制が取られていることで、より安心して在宅生活が可能になります。
 
地域医療、在宅医療というのは、こうした各機能を有した病院や診療所、訪問看護ステーション、支援センターなどが連携して成り立つものです。
 
決して在宅だけで完結する訳でもありません。
 
これからはますます「連携」とうことがキーワードになります。
 
そして、連携のためにもっとも必要なことは、コミュニケーションだと思います。
 
これは、サービスを提供する側だけの連携ではなく、ご利用者さま、ご家族様との連携も含まれます。
 
そうした連携、つまり「つなげる」という思いが、私たちのステーション名には込められています。
 
これからも、そうしたつながりの中心的な存在になれるように、取り組んでいきたいと思います。