慢性心不全患者さんに対する、在宅医療の効果とは

食生活の欧米化や、高齢化によって、心不全患者さんは増加しています。
 
日本人に多い死因を見ても、ガンに続いて第2位が心疾患にもなっていますよね。
 
こうした背景からも、地域にはたくさんの心不全患者さんがいることがわかります。もちろん、そうした患者さんの中には、在宅医療を必要としている方がいらっしゃいます。
 
では、こうした高齢の慢性心不全患者さんに対する在宅医療の効果とは、どのようなものがあるのでしょうか。

在宅の高齢慢性心不全患者における訪問診療は,再入院の抑制や QOL の改善に有効である(レベルII)
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

患者さんの中には、なんども入退院を繰り返す方がいらっしゃいます。高齢者の場合には、認知機能の低下や心不全症状が現れにくいという特徴があるからです。
 
しかし、在宅医療や訪問看護を利用することで、こうした患者さん本人やご家族様では気づかないような体調の変化に対して、早期に気づくことができます。
 
その結果、再入院の抑制になっています。
 
以前にも、高齢者の認知機能が入院を契機にして悪化することをお伝えしましたが、これも防ぐことになりますよね。
 
心肺機能だけではなく、認知機能の低下を防ぐこともできれば、当然QOLにも関係してきます。
 
「健康管理」「体調管理」も大切な役割の一つだということがよくわかりますね。