在宅で過ごす心不全患者さんの精神的サポートにもなる訪問看護の役割とは

心疾患を抱える患者様は、命の不安を抱えながら生活をしている方も多くいらっしゃいます。
 
高齢者の心不全に関する研究によると、80歳以上の場合には、1年以内の再入院率が30%、3年以内が42%と再入院率が高くなっています。

また、死亡率に関しては、1年で15%、3年で25%になっています。(参考:心不全の在宅管理
 
こうした命の不安を抱える心不全患者様に対しては、精神的なサポートも重要になることがわかります。
 
在宅医療におけるエビデンスには、次のようなものがあります。

在宅の高齢慢性心不全患者に対する訪問看護による介入は,QOL やうつ症状の改善に有効である(レベルII)
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

やはり、在宅医療においては、点滴や注射、呼吸器管理や体調管理だけではなく、精神的なケアも重要だということですね。
 
高齢者様は、よくこんなことを言われます。
 
「いくら寿命がながくなっても、思い通りに体が動かなくては生きていても辛いだけ。早く逝きたい。」
 
こうした言葉の中には、身体的な問題だけではなく、精神的な苦しさも抱えていることがよくわかります。
 
今回お伝えしている心不全患者さんに対する精神的なケアは、エビデンスでも証明されていることですので、目には見えない患者様の心の声にも耳を傾けたいですね。