慢性疼痛と地域利用の役割

名古屋は喫茶店のモーニングが有名ですよね。テレビでもよく特集されています。
 
実際に喫茶店に出かけてみると、70代前後の高齢者さんたちのグループがいくつもあったりします。
 
「みんなでモーニングを食べる」
 
というのは、とてもいいことだと思います。これが、外出するきっかけにもなりますし、グループに属しているということは、社会的欲求や承認欲求と言われるような社会に対する欲求を満たすことにもなります。
 
以前にもお伝えしましたが、高齢者の方は、社会的な自尊心を失ってしまいやすいものです。
 
生きていても役に立たないとか、生きている意味がないという言葉を耳にすることも多くあります。
 
その結果、うつとなり自宅に引きこもり、筋力や体力の低下、衛生環境の悪化、健康の悪化など2次的な問題が生じてしまいます。
 
やはり、自宅から外に出るということは重要ですよね。でも、そんなことをお伝えしても、なかなか腰の重たい方もいらっしゃいます。
 
そんな時に、このエビデンスを有効活用できるのではないでしょうか。

慢性疼痛に対して,ヨガ,マッサージ,太極拳,音楽療法などといった自己管理プログラムは有効であり,各々に適した治療が推奨される(レベルI)
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

喫茶店に集まっている高齢者さんたちのよくある話題の中に、膝が痛いとか、腰が痛いというものがあります。   
 
みなさん、色々な場所に、慢性的な痛みを抱えていますよね。
 
こうした慢性痛を改善するためには、ヨガ、マッサージ、太極拳が有効なんです。これは、在宅医療や訪問看護を使わなくてもいいですよね。
 
地域には、高齢者向けの教室などがたくさん開かられています。これを有効活用すれば、痛みを改善できます。
 
外出機会が少ないけど、外出する理由が見つからないという場合には、こうしたエビデンスを知っていれば、地域の転倒予防教室などへの参加を促す理由にもなりますよね。
 
痛みを改善する効果があるとわかれば、腰の重たかった方でも、出かけてみようかと思えるかもしれません。