脳卒中患者さんに対する、言語聴覚士による訪問リハビリ

訪問リハビリといっても、実は3つの職種がいます。それは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士です。
 
その中でも、今回は言語聴覚士の役割について見ていきたいと思います。
 
脳卒中患者さんは、その後遺症として言語障害が起こることがあります。
 
言語障害とは、詳しくみるととても複雑なのですが、シンプルにまとめれば、コミュニケーション能力の低下です。
 
このコミュニケーション能力の低下に対するエビデンスは、次のようなものがあります。

在宅脳卒中患者の自尊感情には,ADL の客観状態よりもコミュニケーション能力が強く影響する(レベルIVb)
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

脳卒中の後遺症による歩行障害などは、客観的にも理解しやすいものです。これは、地域に住んでいる一般の方でも同じです。
 
杖をついていたり、足を引きずっていれば、怪我なのかな、病気なのかなと気づきます。
 
しかし、コミュニケーション能力については、客観的にはわかりづらく、また、理解されにくいという問題があります。
 
実は、こうしたコミュニケーション能力の低下によって、患者様は自信を失っているのです。
 
当然、自信を失えば、前回もお伝えしたような引きこもりとなる可能性もあります。
 
ただ、こういたコミュニケーション能力については、在宅医療に関わる職種でもなかなか理解できていないことがあります。
 
そこで登場するのが言語聴覚士です。
 
言語聴覚士は、その名前の通り、コミュニケーション能力の低下に対するリハビリを行います。
 
リハビリといえば、歩いたり筋トレをしたりなど、「運動」というイメージがあるかもしれませんが、こうしたコミュニケーション能力の改善についても対応することができます。
 
ただ、訪問看護ステーションに理学療法士や作業療法士はいても、言語聴覚士がいないということもあります。
 
そんな時は、地域の訪問看護ステーションを見渡して、言語聴覚士がいないか探してみてもいいかもしれませんね。
 
当訪問看護ステーションには、在宅医療の経験が長い言語聴覚士が常駐していますので、お気軽にご相談くださいね。