うつ病患者さんに対する地域医療の重要性

うつ病患者さんへのサービスの効果は、もちろん訪問看護だけのことではありません。以前にもお伝えしていますが、地域医療には医師、看護師だけでなく、様々な職種が携わっています。
 
こうした多職種がうつ病患者さんへの支援を行うことで、次のような効果があります。

在宅訪問による精神科医・臨床心理士・ソーシャルワーカーによる包括的チーム医療 介入によって,うつ高齢者のうつ,生活機能,QOL の改善を認める(レベル)
引用:在宅医療に関するエビデンス:系統的レビュー

高齢者がうつ病になる要因として、社会的・心理的要因が関わっています。高齢者様の中には、自分の役割や生きている意味を見失ってしまう方もいらっしゃいます。また、家族に迷惑をかけるんじゃないか、負担をかけてしまっているんじゃないかなど、毎日心配や悩みも尽きません。
 
こうした背景からうつ病を発症してしまう方がいらっしゃいます。
 
うつ病の治療には、薬物療法と非薬物療法がありますが、社会的・心理的要因を考えると、薬の治療だけではなく、臨床心理士やソーシャルワーカーによる支援の重要さがわかってきます。
 
こうした包括的な支援によって、うつが改善し、その結果としてQOLも改善ことがわかっています。
 
訪問看護師だけでなんとかしようとするのではなく、他の職種への協力を依頼することも重要ですね。そうした情報発信をしていくことも、ご利用者様と接する機会の多い、訪問看護師の役割だと思います。
 
今回のエビデンスもぜひ参考にしてください。