地域医療=コミュニティという考え方

From:名古屋市緑区 つなげる訪問看護ステーションより
 
今回も、地域医療福祉拠点化についてです。
 
地域医療福祉拠点化はミクストコミュニティとも言われています。おそらく、ミクストコミュニティというのは造語なんだと思います。
 
mix(ミックス)×community(コミュニティ)=ミクストコミュニティ
 
混ざったコミュニティということですね。では、どんなコミュニティが混ざるのかといえば、高齢者、若者、子育て世代、学生、外国人など様々な「世代」のことだと思います。
 
この世代のミックスがミクストコミュニティであり、「地域」ということなんだと思います。というよりも、これが本来の地域ですよね。本来の姿ということかもしれません。
 
昔の日本にあって、今の日本に足りないものかもしれません。
 
在宅医療を考える時に、患者さまが一番心配していることは、介護者に負担をかけることだということは以前にもお伝えしました。
 
例えば、過疎地域では、介護者が足りないことは簡単に想像できます。地域の平均年齢が上がっていれば、マンパワーが足りません。若者たちは、地元を離れてしまうからです。
 
でも、かといって地元に残っていても仕事がありません。さらに、地元に残ったとしても、今は共働きが当たり前です。結局、介護する人がいないことになります。
 
そうなると、高齢者が一箇所に集まっていれば、少ない介護力でも対応できる可能性があります。それが、老人ホームなどですよね。何年も入所待ちしている人がいるというのは、ニュースにもなるほどです。
 
若者は地元を離れ、高齢者は施設へ入る。これだけ考えても、地域のコミュニティは崩れていますよね。共存できない環境になってしまっているのかもしれません。
 
極端かもしれませんが、老人ホームに10代20代の世代が一緒に住むことは、今の現状では無理ですよね。
 
こうした「地域」の問題を、地域医療福祉拠点化(ミクストコミュニティ)はどのように解決していくのでしょうか。
 
2025年末までに大都市圏の150団地を拠点化するということが2016年に閣議決定されています。今後の動向をしっかりと見ていきたいですね。