団地が未来型年に変身?!在宅医療の新しい形とは

From:名古屋市緑区 つなげる訪問看護ステーションより
 
最近、近所の団地の解体や改修が頻繁に行われているのを見かけていました。それを見て、ただの老朽化によるものなんだろうなと簡単に考えていました。
 
でも、実はそれだけではありませんでした。なんと、団地から地域医療を支えていこうという取り組みが行われているんです。
 
それは、「地域医療福祉拠点化」と呼ばれています。シンプルにいえば、団地を中心にコミュニティーを作るというものです。
 
実際に、私たちの訪問看護ステーションがある名古屋市緑区にもありますし、訪問圏内
の豊明市でもこうした取り組みが積極的に行われています。
 
具体的にどのようになっているのかというと、
 
・駅まで徒歩5分
・歩いて行ける距離にスーパーがある
・ホームセンター、コンビニもある
・レンタルビデオ店、フィットネスもある
・学童保育所もある
 
などの、環境が整備されています。
 
さらに、団地の敷地内には、
 
・店舗がある
・24時間体制の在宅療養支援診療所がある
・高齢者見守りサービスがある
・カーシェアリングができる
・小児科、保育園が併設されている
・60歳以上の方は生活相談や安否確認電話が無料で受けられる
 
こうしたものまであります。在宅医療の形を、団地周辺にコンパクトにまとめたような感じでしょうか。
 
ただ、そこには高齢者だけではなく、若い世代も住んでいます。老人施設などとはまた違った居住空間になっているんですね。
 
もちろん、これだけが正しくて、これが全てだというわけではありませんし、空き部屋だらけの一戸建てに1人で住まわれている方もいます。それを望んでいる方もいます。
 
今回お伝えしたかったことは、前回もお伝えしたように、安心した生活が過ごせるという目標のために、新たに何かを生み出すのではなくて、今まであった良いものを上手に使うことで地域医療の抱える問題を解消することができるということです。
 
在宅医療は、今までになかったことをやっているのではなくて、今まで長い年月をかけて培ってきた看護を、在宅、地域という場所で提供するということですね。在宅・地域×看護ということです。
 
今回の団地の例のように、今まであったものを、ちょっと視点を変えてみるだけでも、何か発見があるかもしれません。