小児患者を支える母親のケアと訪問看護師の意味

From:名古屋市緑区 つなげる訪問看護ステーションより

以前にもお伝えしていましたが、訪問看護は小児患者さまへの看護も提供しています。近年は、こうした小児患者さまの医療依存度が高くなっています。

つまり、人工呼吸器や胃瘻などの処置が必要となる方が増えているのです。その理由は様々ですが、その中の一つに、新生児死亡率の低下、救命医療の進歩があります。

つまり、救える命が非常に増えたということです。その一方で、障害を抱えた子供達も増えました。これが、医療依存度の高い子供達が、在宅に増えた理由です。

では、こうした子供達を支えるのは誰でしょうか。それは、やはり母親です。父親は仕事に出ているということもありますし、自分が産んだ子供だという責任やプレッシャーもあると思います。

そして、真剣で責任感の強い母親であればあるほど、全てを自分でやらなくてはならないと感じています。それが、良いとか悪いとかの話ではありません。

「そんなに責任を感じる必要ないですよ」

なんて、言えるわけがありません。ただ、やはり母親も人間です。当然、肉体的にも精神的にも疲労もたまります。子供の世話をしていると、外出することすら困難となり、引きこもりがちになってしまうことさえあります。

以前にも「レスパイトケア」ということをお伝えしましたが、やはり母親にも休む時間が必要です。そのためには、一時的に入院したり、ショートステイを利用するなどの方法があります。

これらと同じように、訪問看護師が訪問することは、母親(もちろんその他の家族もです)の休息時間にもなると考えています。

例えば、普段母親がやっているケアを看護師が行えば、本当にわずかかもしれませんが、時間ができますよね。それはたった1分かもしれませんし、30分かもしれません。時間の長い短いはありますが、大切なことは「母親の休息」です。

極論を言えば、私たち訪問看護師が訪問するだけでも休息になると信じています。看護師が来てくれたという安心感、困ったことを相談できたという安心感、知識を持った看護師が診てくれるという安心感、こうしたものを提供することが、母親の休息になると考えています。

訪問看護と聞くと、難しいものだと感じている看護師さんは数多くいらっしゃいます。もちろん、簡単ではありません。病院にはないこともあります。

ただ、病院であっても在宅であっても、私たちが提供しているものは、同じ看護です。そして、人と人とのつながりに重点を置いているのが訪問看護です。

私たちは、これからも心の通った看護を提供していきます。そして、そうした仲間も求めています。

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