余命3ヶ月。残された時間と訪問看護の関わり

From:名古屋市緑区 つなげる訪問看護ステーションより

前回は、がん治療と訪問看護についての思いを書きました。

最近の医療の進歩によって、がん治療も大きく変化しています。しかし、まだまだ治療法も確立されていないがんもあります。

もし、自分や自分の家族が「余命3ヶ月のがん」だと告知されたとしたら、あなたはどう思うでしょうか。そして、残された時間をどのように過ごしたいと思うでしょうか。

もちろん、これには正解も不正解もありません。何かほかに治療法があるのではないかと、様々な病院や医師を受診することもあるでしょう。もしかしたら、自暴自棄になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

そうした中で、「残された時間を家族と自宅で過ごしたい」と思う方もいらっしゃいます。

家族といっても、その状況は様々でしょう。50年以上連れ添った妻や夫と最後まで過ごしたい方もいれば、小さな子供たちと残された時間を過ごしたい方もいると思います。

そうした思いに寄り添い、現実にするためには、やはり在宅医療や訪問看護の力が重要です。

最期を自宅で過ごすためには、症状のケアや家族のケアが必要です。苦しい思いをするためだけに、在宅での最期を希望するわけではありません。症状を和らげたり、点滴などを行うことによって、可能な範囲で体調を整えることで、ご本人さまやご家族さまの希望が叶えられると思います。

こうして考えてみると、これからますます訪問看護が必要とされることが予測できますし、私たちの責任も大きくなってきます。

でも、だからこそ、そこに私たちの存在意義があるんだと思います。入院期間が減ってしまったから、その受け皿となる在宅医療という位置付けだけではありません。

在宅医療だからできることがあるんです。この記事を書きながら、あらためて、訪問看護の役割や魅力について考えることができました。そして、訪問看護にできることは、もっとあるはずです。

常識は必要ですが、常識に囚われすぎると私たちの価値を広げられずに、足踏みしてしまうのかもしれませんね。

それでは本日も最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございました。