増加する訪問看護ステーションで働くリハビリスタッフ

From:名古屋市緑区 つなげる訪問看護ステーションより

厚生労働省の資料によると、訪問看護ステーションで働くリハビリスタッフの数は、平成13年から10年間のうちに4倍以上になりました。

(出典:厚生労働省

これだけ、在宅医療においてリハビリテーションも求められているということがわかります。

このように訪問リハビリが増加したため、看護師の訪問回数よりもリハビリの訪問回数が多くなることは適切ではないということが問題になるほどでした。

ここには色々な問題があると思うのですが、まずはリハビリスタッフの増加と比較して、看護師は増加していないということです。

以前からお伝えしてきましたが、地域医療、在宅医療において看護師不足の解消は急務となっています。国の方針としても、病院から地域、在宅へという流れです。しかし、それを支える基盤が整っていないため問題となっています。

2025年問題と言われるように、今後ますます高齢者の割合が増えていきます。こうした現実に対応するだけの地域医療の基盤が整っていないのです。つまり、看護師が不足しているのです。

一方で、リハビリ職は毎年増加しています。訪問看護ステーションで働くリハビリ職が増えたため、看護師の訪問よりも、リハビリの訪問が増加しているというのは当然のことかもしれません。

看護師の訪問よりもリハビリの訪問割合が多いことが問題なのではなく、看護師が不足していることが問題だと思います。

実際に現場にいるとわかりますが、訪問看護を必要としているけど、十分な体制が取れずに、満足なサービスが提供できないということがあります。

需要と供給のバランスが崩れているんです。

こうした中で、訪問リハビリの増加は重要な役割を担っていると思います。リハビリスタッフには医療的な処置を行うことができません。しかし、看護師が不足していたとしても、リハビリスタッフの訪問によって体調の変化や異常に早く気づくこともできます。

実際に、リハビリスタッフが異変に気づき、看護師へ連絡して迅速に対応することができたという事例もあります。

看護師が足りないのなら、今いるスタッフで対応できる部分はないのか、そう考えることもチーム医療なのかもしれません。

今後はますます在宅医療、訪問看護におけるリハビリスタッフの役割が重要になるのではないでしょうか。

それでは本日も最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございました。