訪問看護の実習が増えている理由とは

From:名古屋市緑区 つなげる訪問看護ステーションより

以前、訪問看護師のコミュニケーション能力についてお伝えしました。

これで安心!訪問看護に必要なコミュニケーション能力を身につける方法

簡単に言えば、ご利用者さまの思いや考えを理解するために耳を傾けることが重要だということです。ただ、他人の思いを理解することはなかなか簡単なことではありませんよね。(練習すれば誰でもできるようにはなります)

そこで、事前にある程度のご利用者さまの思いを把握することができていれば、コミュニケーションや信頼関係の構築に役立つと思います。

そこで今回は、ご利用者さまの意見を元に、訪問看護師に何を求めているのか、訪問看護師の役割とはなんなのかについてお伝えしたいと思います。

まず、こちらの資料をご覧になってください。

この図は、訪問看護を利用した方の意見をまとめたものです。その内容としては、図の左側に並んでいる項目について、看護師が行う必要性を感じたかどうかというものです。

必要性のレベルは次のように分けられています。

青:看護職員以外でよい
赤:看護職の判断が加われば他職種でもよい
緑:看護職が実施する必要性がある
紫:無回答

このようになっています。

つまり、青色の割合が多いものは、看護師が行う必要性がないと感じられているものになります。

具体的には、

・環境整備
・見守り
・声かけ
・整容
・排泄援助
・話し相手

このような内容がおよそ50 %を占めています。

一方で、緑色の割合が多いのは、看護師でなければならないと感じられているものです。

具体的には、

・他機関との連絡
・療養指導
・家族との連絡
・入浴
・家族の状態観察
・認知症ケア
・地域への声かけ

このようになっています。

つまり、ご利用者さまは青色の部分ではなく、緑色の割合が多い内容について、看護師の必要性を感じているということです。

緑色の割合が多い内容をご覧になって、どう感じられたでしょうか。もし「以外」だと感じられたのであれば、ご利用者さま思いと食い違った看護を提供している可能性もあります。

ただ、これはあくまでも一つのデータです。一人一人の特徴や家族環境などによって看護師に求めているものは変わってくるはずです。そのため、コミュニケーションをとる手段として、頭の片隅に置いておく程度がいいかもしれません。

事前にある程度予測ができていることは、事前に対策を取ることも可能だと思います。ぜひ参考にしてみてください。

それでは本日も最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございました。