訪問看護は難しいと感じる理由まとめ

From:名古屋市緑区 つなげる訪問看護ステーションより

なぜ、訪問看護は難しいと言われるのでしょうか。その理由のほとんどは、病院などとは「環境」が違うことだと思います。

そして、訪問看護に興味はあるけど難しそうだから一歩踏み出せない方もいると思います。

でも、難しい原因となっている「環境」についてよく理解すれば、その不安を解消して、訪問看護の魅力が理解できると思います。

そこで今回は、訪問看護が難しいと言われる理由について、2つの視点からみていこうと思います。

まず1つ目の理由としては、基本的に看護師一人で在宅に伺うからです。アセスメントから処置、病態の把握、主治医への連絡、急変時の対応など、一人で判断して行動することが必要になります。

病院などでは看護師一人ではないため、いざという時には応援を呼ぶこともできます。設備の整った環境であれば、すぐに最新の処置ができると思います。

そんな環境と比べれば、訪問看護が難しいと言われることや不安に感じるのも当然だと思います。

そのため、一人で完璧に全てをこなす必要があると思われているでしょう。

「一人で完璧にこなさなくてはいけない環境」

これが、訪問看護を難しいと感じる一つ目の理由だと思います。

2つ目の理由としては、一人一人のご利用者さまやご家族さまと、より深く関わる環境だからです。

先ほどもお伝えしたように、訪問看護では看護師が一人で在宅などにお邪魔します。そして、1回あたりの訪問時間も長くなります。

これは、

「一人一人に寄り添った看護ができる」

というメリットがあります。

一方で病院では、一人一人の患者さまに、1時間も付きっきりになることはまずないと思います。一人で何人もの患者さまを担当していますし、同時にいくつもの仕事をこなさなくてはなりません。

訪問看護と病院看護では、このような時間の使い方という環境も異なります。

つまり、訪問看護では、よりコミュニケーション能力が必要とされると言うことが言えます。(もちろん、病院看護では必要ないと言うわけではありません。あくまで、比較した場合に言えることです。)

誤解を恐れずに言えば、病院では治療や処置が最優先だと思います。それを求めて受診したり入院されているからです。

それに対して、訪問看護では人と人との関わりという、人間的な部分も重要視されます。

たとえば、看護師がお邪魔するだけで、

「色々と話ができたり、相談できるだけでありがたい」

ということを言っていただけることがよくあります。

つまり、処置や治療よりも、「看護師が来る」ということに対して価値を感じていただけていると言うことです。

だからこそ、訪問看護は、

「コミュニケーション能力が必要な環境」

ということが言えます。

そして、ここに不安や難しさを感じている看護師さんもいらっしゃると思います。

まとめると、訪問看護が難しいと言われる理由には、次の2 つの「環境」が病院とは違うからです。

①一人で完璧にこなさなくてはいけない環境
②コミュニケーション能力が必要な環境

こうして考えてみると、訪問看護は病院勤務とは大きく異なるように感じますね。だから、不安に感じたり難しいと感じられるのではないでしょうか。

たしかに、その通りかもしれません。

でも、この難しさを解消するための方法もちゃんとあります。そのことを知らないから、不安が大きくなるのかもしれません。

次回は、この2つの問題点を解消するための方法をお伝えしようと思います。

それでは、今回も最後までご覧いただきまして本当にありがとうございました。